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           ボード上の信号配線は、高速化するとなぜ困難になるのか、どうすればそれを克服できるのかは、回路を分布定数としてとらえて、きちんと式を解き、いわゆるシグナルインテグリティ問題として理解を深めれば、それほど困難なことではありません。本講義では、前半で、集中定数回路と分布定数回路との違いから、反射・クロストーク発生のしくみと対策について解説します。後半では、バス伝送、線路の損失とギガビット伝送までを理解していただきます。さらに、多少難解ですが、重要さが増してきた、差動伝送のクロストークについて述べます。
 これまで感覚に頼っていた分布定数回路の解法と対策技術が、定量的に見えてくることと思います。
 【セミナー内容】
 集中定数回路と分布定数回路反射のしくみと対策クロストークと対策バス伝送線路損失とその対策ギガビット伝送方式差動伝送のクロストーク
 【講師プロフィール】
 1972年富士通株式会社入社。
 入社以来、一貫して回路技術関連の業務に従事。特にアナログ回路技術と電気実装技術を専門とする。同社にて回路技術部長、テクノロジ本部主席部長等を経て、2001年富士通を退社。同年、株式会社マクニカに入社。技術開発センター センター長、CTOを経て、2008年6月マクニカを退社。現在、フリーのコンサルタント。
 
 <主な著書>
 ボード設計者のための分布定数回路のすべて(自費出版)
 環境電磁工学ハンドブック(共著 朝倉書店)
 その他 日経エレクトロニクス、日経マイクロデバイス、月刊EMC、デザインウェーブマガジン、エレクトロニクス実装学会誌などへの寄稿多数。
 ホームページ http://home.wondernet.ne.jp/~usuiy/
 
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