講習会「高周波技術の基本と高速信号伝送の設計技術」(24/8/28 開催)
ご案内
題目:高周波技術の基本と高速信号伝送の設計技術
講師:SSノイズラボラトリ 代表取締役 斉藤 成一 氏
日時:2024年8月28日(水) 10:00~16:00(受付9:30~)
開催:WebExによるオンライン
費用:無料
定員:20名
対象:会員
<受講のおすすめ>
近年、プロセッサ・クロックの高周波数化やGbps級データ伝送の適用拡大など、電子機器の高速化が進展しており、開発・設計を行うための技術ハードルがますます高くなってきています。また、制御信号やデイジーチェイン接続バスなどMbps級パラレル信号も多く使われており、伝送線路の多様なトポロジーに対する設計時の検討不足によるトラブルをしばしば耳にします。
高速信号伝送の設計を行うためには、Mbps級信号およびGbps級信号いずれにおいても、基盤となる高周波技術の基礎を確実に把握したうえで、設計へと応用展開することが必要となります。技術力の差は設計品質、設計効率を左右します。本講座では、高周波技術の基本をわかりやすく説明するとともに、高速信号伝送の設計技術へと展開します。また、適宜事例を交えて理解度・実践力を高めたいと考えています。
<内容>
- 第1章 高速信号伝送設計における高周波技術の重要性
- 高速信号伝送の方向性と課題
- 高速信号伝送の動向
- 高速信号伝送の難しさと解決の鍵
- 正弦波信号とパルス信号に対する設計上の違い
- 時間領域(タイムドメイン)と周波数領域(周波数ドメイン)
- パルス波形の周波数成分
- 高速信号伝送の方向性と課題
- 高速信号伝送設計で必要となる高周波技術
- 各種部品の高周波特性
- インピーダンスとは
- ストレーインダクタンス
- ストレーキャパシタンス
- 伝送線路の等価回路
- 集中定数回路と分布定数回路
- 基板の特性インピーダンス
- 差動信号伝送の基本
- 信号の反射とインピーダンスマッチング
- インピーダンスマッチングの基本
- 反射特性の測定
- パルスの反射メカニズム
- 各種部品の高周波特性
- 高速信号伝送の設計上のポイント
- 基板やケーブルの特性と高速信号伝送
- Mbps級高速信号伝送(各種事例)
- Gbps級高速信号伝送
- ジッタの種類
- 信号減衰の補償(イコライザほか)
- インピーダンスマッチングの厳密化
- 伝送シミュレーション技術
- 高速信号伝送へのシミュレーション適用
- 信号伝送路のシミュレーションモデル変遷
- シミュレーションモデル生成(LCモデル、分布定数回路+L、Cモデルなど)
- 高速信号の測定技術
- 波形測定用プロービングの課題と改善
- 伝送線路のインピーダンス測定(TDR測定)
- 基板やケーブルの特性と高速信号伝送
- 高速回路の電源とグラウンドの実装設計
- 基板における電源とグラウンド
- 電源ノイズの発生とノイズ低減の基本
- バイパスコンデンサによるノイズ低減のポイント
- 反共振の課題とインピーダンス上昇対策
- ターゲットインピーダンス
- 基板プレーンの役割と共振
- 基板プレーンの電界分布
- 基板プレーン共振防止のガイドライン
- 基板における電源とグラウンド
<オンライン受講に際してのご注意>
- 下記事項に同意いただいた上で、お申込みいただきますようお願いします。
- 配信画像、音声、及び発表資料はすべて、著作権法上の著作物に該当します。
- 聴講者による、これら著作物の録画、録音、静止画像撮影、画面キャプチャなど、一切の保存・再配信は禁止とさせていただきます。
- 当日の接続トラブルについて、事務局では十分なご対応ができかねます。
- 以下の機器が必要となります。各自でご準備ください。
- 視聴用のパソコン
- イヤホン、またはスピーカ(PCに内蔵されているもので可)
- 有線、または無線によるインターネット接続環境
お申込
申込書をダウンロードいただき、必要事項を記入の上、以下の宛先にお送りください。
申込先:長野県電子回路技術研究会 事務局
E-mail:jimukyoku(at)kairoken.jp (at)を@に変えてください
電 話:0266-23-4054
締め切り
8月22日(木)まで