高速,高周波技術の技術的進歩は,回路,インフラ面でとどまるところがありません。
動画のネット配信,カーエレクトロニクスにおける制御技術など先端ニーズは,主に半導体や実装技術の高度化によって支えられてきました。
また、基板設計技術においても特にシミュレーション技術の進展によって設計品質、効率が格段に向上しています。ただ、環境が便利になればなるほど設計者には様々な技術が要求され、日常業務と技術の習得の板ばさみになっている設計者が多いのではないかと思います。
本講座では、現場で働く第一線の回路設計者および基板設計者を対象に、なぜノイズが出るのか、高速になるとなぜ波形が乱れるのかなど基本的な事柄を分りやすく解説します。理論はクーロンの法則だけです。この法則が現場でどれだけ活用できるか、きっと驚かれると思います。
講師をお務め頂く久保寺忠氏は、「高速デジタル回路実装ノウハウ」(CQ出版)の著者でもあります(*1)。長野県電子回路技術研究会では、来年度も氏をお招きし更に技術的に深い研究会を企画しており、本講座はその入門編に当たります。
是非ご出席頂き、今後の企業活動にお役立ていただくようお勧めします。
*1 「高速デジタル回路実装ノウハウ」の内容は以下URLで紹介されています。
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/33/33481.htm
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