数値流体が設計プロセスに深く入り込んでいる業界は数多く、自動車、化学、重工業、エレクトロニクスなど多岐に及んでいま
す。高速かつ小型化した現在の電子機器では、機器全体で熱の移動や排出を考え、部品からの熱伝導の他に筐体内に熱溜りが起きない
ように空気の流れも考慮しなければなりません。流体解析の適用分野は筐体や基板などの直接的なものだけとは限りません。 電子基
板を製造するための機械などにも応用することができます。高温の空気を基板に当て、はんだを付けるリフロー炉などでは、空気の温
度や風速、吹き出し位置、基板の移動速度など流体解析ができることだけ考えても、 様々なことが検討できます。
このような状況の中、Therm Tech International代表、元東京工業大学教授中山恒先生に「情報機器の進歩を支える数値流
体(CFD)シミュレーション」についてのご講演をいただきます。
また、熱流体解析ソフトで世界No1.シェアを持つフルーエント・アジアパシフィック株式会社様に、最先端の熱流体解析テクノロジを
搭載した電子機器向け熱流体解析ツールIcepakの体験実習をして頂きます。
つきましては、電子回路の設計・製造に携わる皆様を初めとして、多くの皆さんにご聴講いただき、今後の仕事にお役立てくださるよう
ご案内します。
■講義内容
1 講演 「情報機器の進歩を支える数値流体(CFD)シミュレーション」 13:00〜14:30
(1)製品開発とコンピュータシミュレーション
(2)数値流体解析(CFD)コードの基本
(3)電子機器の熱設計解析
2 体験実習14:30〜17:00
(1)熱流体解析ソフトIcepakのご紹介(事例紹介含む)
(2)Icepak体験実習
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