電子機器の高速化に伴い、その設計方法及び評価方法は以前とは違いより複雑なものとなってきています。設計者に高度な技術を要求される中、この度、アジレント・テクノロジー株式会社様のご協力を得て、複数回にわたるセミナーを実施することになりました。対象分野としては、プリント基板の設計評価技術を軸とし、いわゆる昨今の高速ディジタルにおけるシグナル・インテグリティと、W-LANやUWBなど無線技術に着目し、EDA(CAD)ツールを使用した設計から測定器での実評価についての内容を予定しています。また、基礎的内容にとどまらず、最新かつ実践的内容も可能な限り盛り込む予定です。今回は第2弾として、シミュレーション(Agilent Technologies Genesys)を中心にセミナーを実施します。
【テーマ】 高周波回路シミュレーション入門
【内容】
10:00-11:30 Genesys概要説明と講師によるデモンストレーション(座学とQA)
RF-EDA統合環境は何がついていて、どんな解析エンジンがあり(SPICE、線形解析の違いなど)どのような活用方法があるのかについて、概要を説明
12:30-14:00 線形解析(ネットワークアナライザのような解析)によるフィルタ設計(講義+実習)
利用テキストは「Genesys入門編」
実習設備は一人一台ノートPCの予定
14:30-15:30 応用演習[事前アンケートに基づき、以下のいずれかに決定](講義+実習)
利用テキストは「Genesys実践編」
・RFアンプの設計基礎LAB(1時間)
[HarmonicBalance法の原理、利用方法基礎、整合ツールの利用方法など]
・伝送線路特性の検証LAB(1時間)
[SPICEエンジン+Convolusionを利用したTDR解析、TDR原理、伝送線路特性変化を見る(FR-4、テフロンなど)]
・RFサブシステム設計LAB(1時間)
[SPECTRASYSの基本的利用方法、スーパーへテロダイン受信機作製、イメージリジェクションフィルタとNFの関係の検証]
今後、第3弾以降もシミュレーションもしくはワイヤレス関連も予定(セミナー後のアンケートにより内容変更の可能性あり)しておりますので、各回通して受講されることをお勧めします。
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