長野県電子回路技術研究会　技術講演会（第１３２回研究会）

　今やカーエレクトロニクスは全盛期ですが、車載プリント基板についてどのようなイメージをお持ちになるでしょうか？信頼性は厳しいが低コストが要求される。その通りです。この相反する要求がより一層厳しい方向にあり限界に近づきつつあります。 　信頼性を厳しく要求される用途は実は車載に限ったことではありません。高信頼性を要求される機器は産業用途を始め、20年以上昔から基本的なところはあまり変わっていません。しかし、最近、皆様のお仕事をご支援していると何か違和感を持ちます。 信頼性とコストダウンをどこで線引きするか？それらの判断に使われる情報は極最近のものが多く、過去の先輩方が築かれてきたノウハウが活かしきれていないと感じます。そのためにオーバースペックになっているところがあります。一方、逆には海外のプリント基板を使うときの注意点が必ずしも知られていません。そこで、今回は私の現場からの28年間の経験をお話させていただき、先輩の知恵とこれから活躍される世代の方をおつなぎできれば幸いと思います。
　 本年度の技術講演会では、長年プリント基板製造の第一線でご活躍されている有限会社実装彩科　代表取締役　斉藤和正 氏をお招きし、コストダウンにつながる基板メーカの選び方についてご講演いただきます。大勢の皆様のご聴講をお待ち申し上げております。
　 なお、斉藤先生が代表を務められる有限会社実装彩科のご紹介はこちらをご覧ください。