技術講習会

開催案内

 会員でない方も参加できます

あなたは 人目のご訪問者です。(2015/05/01)

テーマ  電子回路ハードウェア設計 【入門 】
  − アナログ回路/信号処理/制御系のシミュレーション方法、事例 −
講 師

 株式会社マイクロネット 商品推進部
       百瀬英治 氏 

日 時

平成27年6月4日(木)、5日(金) 
 9時30分から16時30分まで(受付9時から)


場 所
長野県工業技術総合センター 精密・電子技術部門
  4F 視聴覚セミナー室
  住所 岡谷市長地片間町1−3−1
  電話 0266-23-4000(代表)
受講のおすすめ

 回路設計、制御設計の現場では、専用のシミュレータを使って、最適な製品開発が行われています。

 ・電子回路では、抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、FET、ロジック部品、オペアンプなどの部品を使って、回路設計(基板設計)を行います。
 ・ディジタル信号処理では、遅延器(z)、乗算器、加算器、ディジタルフィルタを使って、アルゴリズム設計を行います。
 ・制御系では、積分器(1/s)、微分器(s)、加算器、乗算器を使って、制御設計を行います。

  “規模が大きく” 或いは “論理が複雑”になると、人の頭で考えてもできません。
 その手助けとなるのが、「シミュレータ」です。(PC上で、回路の動作確認ができるツール)

  シミュレータを上手に使うと、設計効率が大きく上がります。また、回路スキル(ノウハウ)を飛躍的に伸ばすことが できます。 シミュレータがあれば、部品や基板や測定器がなくても、ある程度の動作確認をすぐに行えます。

 本講習会では、(株)マイクロネット製シミュレータ:InterSimを実際に使用して、数十の基本的な回路を作って、動かして みたいと思います。

(株)マイクロネット製シミュレータ:InterSimの特徴
1.(1) 電子回路、(2)ディジタル信号処理、(3)制御系の3つの分野のシミュレーションができます
2.自社開発したシミュレータで、全て日本語表記で、大変に使い易いシミュレータです
3.収束し易いシミュレータです。
 精度を追求すると、発散してしまう場合がありますが、InterSimでは多少粗く解析しているので、大概の回路をシミュレーションすることができます。


<1日目内容>
1.シミュレータ:InterSimの概要、操作方法説明
(1)操作方法
(2)使用できる部品について
2.電子回路設計演習
(1)RLC直列回路
(2)RLC並列回路
(3)単相全波整流回路
(4)50MHz CMOS発振回路
(5)正相増幅回路、逆相増幅回路
(6)加算回路
(7)ヒステリシス付きコンパレータ回路
(8)遅延回路
(9)信号圧縮伸長回路
(10)3bit-A/D変換回路
(11)ウィンカー回路

<2日目内容>
3.ディジタル信号処理演習
(1)ローパスフィルタ  H(z)=1+z-1
(2)ハイパスフィルタ  H(z)=1-z-1
(3)バンドパスフィルタ  H(z)=1-z-2
(4)バンドエリミネートフィルタ  H(z)=1+z-2
(5)IIRフィルタ1  H(z)=1/(1+z-1)
(6)IIRフィルタ2  H(z)=1/(1-z-1)
(7)IIRフィルタ3  H(z) = (1-z-2)/(1-0.5z-1+0.5z-2)
(8)ディジタルフィルタ  H(z) = (1-z-2)/(1-0.5z-1+0.5z-2)
(9)LMS適応フィルタ
4.制御系演習
(1)G(s) = 1/(s+10)
(2)G(s) = 1/(s2+2s+5)
(3)G(s) = 10・(1+0.01s)/0.01s
(4)G(s) = 1/(0.1+0.001s)
(5)G(s) = 1/(1+s・50u)
(6)G(s) = 10・(1+0.01s)/0.01s・1/(0.1+0.001s)・1/(1+s・50u)
(7)PID制御のシミュレーション


<ご注意>
本講習会では、ノートPCの持ち込みと事前のソフトウェアインストールが必要となります
 (事務局では、PCの準備を行うことはできませんのであらかじめご了承ください。)
・シミュレータ InterSim(90日版)入手方法及びインストール手順については、本講習会へのお申し込み後に個別ご連絡いたします。ノートPCにインストールを行っておいてください。
 尚、InterSim使用方法資料(PDF)、InterSim活用事例集資料(PDF)も事前にお送りいたします。
参加対象者

・電子回路、ディジタル信号処理、制御系に携わっている技術者。
・若手〜中堅技術者で、シミュレータ、設計にご興味を持たれている方。
・シミュレータを使われた事のない方も歓迎します。

定員

20名。 メール受信の先着順1社から何名様でもお受けします。

参加費

長野県電子回路技術研究会会員 無料
会員外 10,000円
 ★当日受付にて現金でお支払いください。領収証を発行します。

申し込み方法

申込み用紙をご記入いただき、E-Mailにて以下事務局までお申し込み下さい。
申込み用紙はこちら(Word文書)[右クリック、対象をファイルに保存(A)...]

申し込み先

長野県工業技術総合センター 精密・電子技術部門 電子部 担当:工藤賢一
 E-Mail: kudo-kenichi(at)pref.nagano.lg.jp  ※コピー&ペーストし、(at)を@に変えてください。
 電話 0266-23-4000(代表)

申込み締切り 平成27年5月28日(木)  席に余裕があるため、6月1日(月)まで延長します。
その他

E-Mailでお申し込みの方へ
  まれにE-Mailが届かない事例があります。このためE-Mailでお申し込みの方には折り返し受付した旨返信しております。3開庁日を過ぎても返信がない場合は、ご面倒ですがご確認をお願いします。





主 催
長野県電子回路技術研究会


長野県電子回路技術研究会へのお問い合わせは以下までお願いします。

  wadmin(at)kairoken.jp  ※(at)を@に変えてください。