近年、ICT(Information and Communication Technology)の技術進展が急速に進み、様々な分野でIoT(Interenet of Things)への展開とビジネス化が大きな注目を集めています。本講演では、長岡技術科学大学の山崎教授を講師にお迎えし、山崎研究室で取り組んできた現場のIoTの事例を紹介いただきます。
・豪雪対策のIoT:除雪車ナビと降積雪センサー
・豪雨対策のIoT:土石流対応の降雨観測システム
・農業のIoT:出穂時のスズメ撃退システム
・漁業のIoT:定置網を想定した沿岸漁業支援システム
・工場のIoT:AGVの稼働状況観測システム
・安心安全のIoT:高齢者見守りシステム(1)
・鳥獣害対策のIoT:携帯通信付きのクマの観測首輪
など、現場のニーズを把握し、的確に課題を解決するためのIoTシステムの開発実例をご紹介いただきます。
センサーとコンピュータを現場に設置し、インターネットに接続するシステムの研究開発と実証実験を踏まえて、今後のIoTシステムの利用分野の展開と実用化を展望し、皆様のビジネスの参考にしていただければ幸いです。
なお、講演の最後に総務省SCOPE中小企業枠についても簡単に紹介していただきます。
大勢の皆様のご聴講をお待ち申し上げております。
講師紹介 KDD株式会社(現KDDI)にて情報通信ネットワークとマルチメディア通信応用の研究開発・実用化と国際標準化に従事。(株)KDDI研究所 研究戦略室長を経て平成18年から長岡技術科学大学 教授。平成22年情報化月間総務大臣表彰。 |